
デオエースは敏感肌の方にも安心してお使いいただける、低刺激の制汗剤です。
しかし、ロールオンタイプはかゆみを感じる方もいらっしゃいます。
かゆみを感じた場合の対処法や、よくあるご質問をご紹介します。
デオエースを使用するとかゆみが生じる原因は何ですか?
デオエースの成分は、化粧品や制汗剤にもよく使われている塩化アルミニウムです。
1940年代から制汗剤の有効成分として使われてきた歴史があり、その安全性についても多くの研究が行われています。
1940年代から使用され、肌に優しく、アレルギー性もほとんどないことから、比較的安全な成分として認められています。
金属アレルギーのある人はかゆみを感じると報告しています。
金属アレルギーをお持ちの方から、デオエース使用後にかゆみを感じたというお声をいただいております。
しかし、塩化アルミニウムは金属塩ではありますが、人間の皮膚が金属と接触してもアレルギー反応を起こすことは稀だと言われています。
人間の皮膚が金属に触れるだけでアレルギー反応を起こすことはほとんどありません。金属アレルギーは、汗や唾液を通して金属から溶出した金属イオンが皮膚のタンパク質と結合し、体が異物と認識して拒絶反応を引き起こすことで起こります。
夏は汗をかきやすいため、皮膚表面で金属がイオン化しやすくなるため、金属アレルギーを発症する人が増えています。汗による接触性皮膚炎(かぶれ)に加え、歯科治療に用いられる金属や様々な金属元素を含む食品などによって体内の金属イオンバランスが崩れることで起こる全身性金属アレルギーがあります。このタイプの皮膚炎は、金属製品に直接触れなくても発症することがあり、内因性アトピー性皮膚炎とも呼ばれています。
そのため、デオエースを直接塗っただけでかゆみを感じる場合は、他に原因がある可能性があります。
汗とかゆみは密接な関係があり、肌への影響を特定することは困難です。
特に夏場の汗をかいたときにひどいかゆみを感じる方は、病院でアレルギー検査を受けることを強くお勧めします。
夏場は肌への様々な影響が懸念されます。
普段隠れている部分が露出すると、強い刺激を与え、肌に負担をかけてしまいます。
この季節は、汗だけでなく細菌感染も特に起こりやすく、汗腺に皮脂や汚れが詰まる接触性皮膚炎を引き起こすこともあります。
デオエースの使用を中止してもかゆみが続く場合は、上記のいずれかの原因が考えられます。
その場合は、ステロイドを含む軟膏で炎症を治療してみてください。
かゆみが続く場合や皮膚の湿疹が治まらない場合は、すぐに適切な医療機関を受診してください。
汗腺が詰まると、かゆみを感じることがあります。
クロロハイドレートアルミニウムは、皮膚表面の汗管にゲル状の膜を形成して発汗を止めます。
塩化アルミニウムは皮膚の表面に比較的近い位置に作用するため、塩化アルミニウムよりも刺激は少ないです。しかし、汗腺に作用するため、個人差はありますが、かゆみを感じる場合があります。
なお、デオエースは汚れた肌に使用するとかゆみを引き起こす可能性がありますので、必ず入浴後など肌が清潔な状態でご使用ください。
肌のバリア機能を高める

私たちの肌は、表皮にあるわずか0.02mmの厚さの皮脂膜によって外部刺激から守られています。
この部分が肌のバリア機能を果たしていますが、乾燥や刺激によってこの機能が低下すると、肌にさまざまな影響を及ぼします。
かゆみを感じたり、汗で肌が荒れたりする場合は、肌のバリア機能を強化することが効果的です。
夏でも乾燥を防ぐ
夏は湿度が高く、汗をかきやすいため、肌が乾燥していると感じにくいかもしれません。
しかし、過度の発汗は、肌を守る水分を奪ってしまう原因にもなります。
さらに、汗が乾くと肌の水分も失われ、乾燥肌の原因となります。
夏は意外と肌が乾燥しやすい季節。汗を拭き取る回数が増えることで肌表面への刺激が増し、ダメージが蓄積され、さらに紫外線の影響などもあり、肌に負担がかかる季節でもあります。
汗の量を適度な量に保つようにし、肌の潤いを保つようにしてください。
keep clean
肌を清潔に保つことは、バリア機能を保つためにも重要です。
しかし、清潔に保とうとして肌に過度な刺激を与えてしまうと、バリア機能を弱めてしまいます。
顔や体を洗うときは、肌に優しい弱酸性の低刺激性の洗顔料を選び、熱いお湯ではなくぬるま湯で洗い流すのが効果的です。
洗顔後は、洗剤が残らないようしっかりとすすいでください。
洗顔時や入浴後は、肌をゴシゴシこすらないように注意することも大切です。
肌を清潔に保ち、刺激を与えないように心がけましょう。
夏は肌を涼しく保つことが重要です
かゆみや赤みは、皮膚が熱を持ったり炎症を起こしたりすることで起こります。
特に夏場は皮膚が熱くなりやすいので、保冷剤や冷やしたハンカチなどで熱やかゆみのある部分を冷やすと、赤みやかゆみを軽減できます。
かゆみを感じた場合は医師に相談してください
前述の通り、デオエースは皮膚刺激やアレルギーの報告が少ない成分を使用しています。
かゆみを感じた場合は、まずロールオン容器を清潔に保っているか、また塗布時に肌が清潔であるかをご確認ください。
それでもかゆみが続く場合は、別の原因が考えられます。
かゆみが汗などによって引き起こされた場合は、最終的に皮膚炎につながる可能性がありますので、デオエースの使用中にひどいかゆみが生じた場合、または使用を中止してもかゆみが続く場合は、必ず医師の診察を受けてください。
また、肌質によってはデオエースが合わない場合があります。
その場合は、直ちに使用を中止してください。
